こんにちは!かっつーです!
今日は自分の会社の営業と今期の評価について面談しました。
心の病で1週間ほど休んでいたものの何とか気持ちばかりの昇給はしていただけました。
さて、今日は職業訓練について書きたいと思います。
3か月目は3次元CADのSolidWorksの授業がありました。
自分が受けた訓練で3次元CADはSolidWorksとCATIAを習いましたが最初はSolidWorksからでした。
ちなみにこのころになると何名か就職が決まり退所される方が出てきます。
まずはSolidWorksの特徴から、
SolidWorks(ソリッドワークス)は、Dassault Systèmes(ダッソー・システムズ)が開発・販売している3D CAD(コンピュータ支援設計)ソフトウェアです。機械設計や製品開発の現場で非常に広く使われており、特に部品設計・アセンブリ(組立)・図面作成を得意としています。
🔧 SolidWorksの主な機能
機能 | 概要 |
---|---|
パーツモデリング | スケッチとフィーチャ(押し出し・回転など)を使った直感的な3Dモデリングが可能。 |
アセンブリ設計 | 複数の部品を組み合わせて、組立状態での干渉チェックや動作確認が可能。 |
2D図面作成 | モデルから寸法付きの2D図面を自動生成可能。JISやISOなど各種製図規格に対応。 |
シミュレーション(Simulation) | 応力解析・熱解析・モーション解析などが可能(Simulationオプション使用時)。 |
PDM(製品データ管理) | ファイルのバージョン管理や複数人での設計作業の効率化(PDMオプション使用時)。 |
CAM統合(SolidWorks CAM) | モデルから直接加工データを生成可能(対応機能を追加した場合)。 |
🎯 SolidWorksのメリット
- 直感的な操作(ドラッグ&ドロップや履歴ベースの設計)
- 部品~図面まで一貫して設計できる
- 大規模アセンブリにも対応
- 教育・業界での利用実績が豊富
- 他CAD(STEP、IGES、Parasolidなど)との互換性も比較的高い
🔻デメリット(留意点)
- ライセンス費用が高め(スタンドアロンでも数十万円)
- 高性能なPCが必要(グラフィック性能やメモリが重要)
- サーフェスモデリング(曲面設計)はやや不得意な面がある(CATIAやRhinocerosの方が強い)
🖥️ 推奨スペック(目安)
項目 | 推奨スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7以上 |
メモリ | 32GB以上 |
GPU | NVIDIA Quadro または RTXシリーズ(CAD向けGPU) |
ストレージ | SSD推奨(512GB以上) |
検索すると大体こんな感じで出てきます。
SolidWorksはミドルレンジ、CATIAはハイエンドといった位置づけになっています。
🏷️ CADソフトの位置づけ(ざっくり)
クラス | ソフト例 | 主な特徴 |
---|---|---|
ハイエンドCAD | CATIA、NX、Creo(旧Pro/E) | 大規模アセンブリ、サーフェスモデリング、高度な解析機能。自動車・航空機・大型設備など。 |
ミドルレンジCAD | SolidWorks、Inventor、Solid Edge | 中小規模の機械設計に最適。部品~組立~図面までスムーズ。コスパ良。 |
ローエンド/エントリーCAD | Fusion 360、TinkerCAD、FreeCAD | 学習・個人利用向け。価格が安いか無償。クラウド対応も多い。 |
🔍 SolidWorksとCATIAの違い(要点比較)
項目 | SolidWorks | CATIA |
---|---|---|
開発元 | Dassault Systèmes | Dassault Systèmes |
主な用途 | 機械・装置・治具設計など | 自動車・航空機・家電など複雑構造物の設計 |
アセンブリ規模 | 数百~数千部品程度 | 数万部品以上も可 |
曲面設計(サーフェス) | 基本的なものは可 | 高度な自由曲面設計が可能(Class A Surfaceなど) |
解析機能 | 別モジュール(Simulation) | 高度解析まで統合(熱流体・構造・複合領域など) |
カスタマイズ性 | 高いが限定的 | スクリプト・API・専用ツール開発など豊富 |
価格帯 | 数十万~百数十万円 | 数百万円〜(モジュール構成次第) |
比較するとこんな感じ。
ちなみにかっつーは訓練を修了してから1年経ちますが3次元CADは一度も使っていません。
それでも良かったなと思うのは、
✅ CADを学んでよかったこと(PLCメインでも活きる点)
1. 設計者との会話・連携がスムーズになる
PLCエンジニアは機械設計者や設備設計者と連携する場面が多いですよね。
3D CADを触った経験があると、相手の設計意図が「図面からイメージできる」ようになります。
- 「このセンサー、こんなふうに取り付くんだな」
- 「このストロークだと制御タイミングどうする?」
といった会話の質が一段上がります。
2. 図面や仕様書の読み取り力が上がる
SolidWorksやCATIAで設計したことがあると、2D図面を見たときに「頭の中で立体化」できるようになります。
これ、設備制御や改造提案時にめちゃくちゃ役立ちます。
図面が“平面情報”じゃなくて“構造情報”として入ってくるようになる感覚です。
3. 治具やセンサーブラケットの簡易設計に役立つ
現場で「ちょっとしたLアングル作りたい」「センサー取り付けのプレート図を描きたい」みたいなとき、3DCAD経験者は加工業者への発注用の図面をサッと作れるようになります。
PLCメインの人がここまでできると**“現場で頼られる存在”**になります。
4. 制御構想に“空間的な想像力”が加わる
配線・センサーレイアウト・動作の追従…などは、3D的な発想ができると断然わかりやすくなる。
制御盤内の配置検討なんかも、「空間感覚」があるとミスが減ります。
💬 一言でまとめると…
「今の仕事で直接は使ってないけど、設計者の頭の中が少しわかるようになった」
「そのおかげでPLCエンジニアとしての視野と説得力が広がった」
2次元CADのときと同じで他部署と話がしやすいのが一番ですね。
3次元CADの入り口としてスケッチ → 押し出しという基本操作の説明は、SolidWorksの方が入りやすいかなという感じです。
CATIAはどちらかというと職人気質な感じかな。高いだけあって使いやすいですがまたこの辺はCATIAの記事で書きたいと思います。
簡単ですが今日はこの辺で、
また会いましょう!
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